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2025/02/16 12:44


*価格変更のお知らせ

本日もお越し頂き、ありがとうございます。

まずは大切なお知らせです。

誠に申し訳ございませんが、4月1日より全商品の価格を改定させていただくことになりました。主な理由は、原材料費の高騰です。これまで価格を維持できるよう努めてまいりましたが、品質を守りながら制作を続けるため、やむを得ず価格を見直す運びとなりました。

詳細については、改めてお伝えできるよう準備しております。ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

◆ 高台の作り方 ◆

前回のブログで少し触れましたが、本日はお皿の裏に取り付ける「高台」の作り方をご紹介いたします。

今回もかなりニッチな内容になりますので、お付き合いいただける方は、どうぞお楽しみください。

ガラスをくり抜き、ドーナツ型に仕上げることで高台を作ります。最初は厚み3cmで制作し、安定感を優先していましたが、お皿の重さが気になり、試作を重ねました。結果、高台の厚みを1cmまで削ることで、約58gの軽量化に成功しました。

これにより、日常使いのしやすさが向上し、お皿を洗って洗い籠に立てかける際も、負担が軽減されるようになりました。


高台をくり抜く際には、専用の機械を使用します。工業用ダイヤモンドの刃で水を流しながらガラスを切る、糸鋸のような仕組みの機械です。

ただし、木材とは違い、ガラスは非常に硬いため、慎重に進めないと割れてしまいます。刃の損傷も防ぐため、ゆっくり、慎重に切り進めていきます。

粗く切り出した高台の内側は、ステンドグラスの加工に用いる研磨機で形を整えます。削る際に熱が発生しすぎるとガラスが割れるため、水をかけながら少しずつ削っていきます。


最後に、側面を丁寧に磨き、透明度を引き出して美しい仕上がりに整えます。工程を一つずつ丁寧に積み重ねることで、完成度が高まり、改めて「手間を惜しまないことの大切さ」を実感します。

時間はかかりますが、それが作品の価値につながると信じています。


高台の仕上げが終わると、SUMI・HAKUのお皿の裏に仮止めをし、焼成の準備をします。

同時に、ゆうなの花をガラスに焼き付ける準備も進めます。花や葉に特許釉薬がしっかりと染み込むよう、丁寧に乾燥させ、最適な状態に仕上げます。



◆ 焼成の工程 ◆

電気炉の中で、ゆうなの花を並べ、その上に高台を取り付けたSUMI・HAKUのお皿をセットして焼成します。

焼き上がりの様子は、次回のブログでご紹介いたします。更新は2月23日を予定しておりますので、ぜひお楽しみに。



◆ 価格改定前のご案内 ◆

先ほどお知らせしましたように、4月1日より全商品の価格が変更となります。

現在の価格でご購入いただけるのは、3月末までとなります。

ただし、新たなご注文の受付は4月1日以降になり、次回販売分として、今回ご紹介したSUMI・HAKUの丸平皿を数点、来月オンラインショップにアップする予定です。

すべて一点ものであり、同じものは二度と生まれません。お気に召したものがございましたら、ぜひ3月中にご検討ください。

特別な出会いを大切にしていただけましたら幸いです。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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