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2021/03/20 16:13




春の嵐が過ぎた朝に


沖縄の桜が咲くころは、寒暖が大きく、長雨も続きます。木々の枝が折れたり、葉や散ったり、さくらの花びらが遊歩道を埋めてしまったり。その日の朝に拾った若葉の落ち葉は、早速虫に食べられた穴が空いて、雨に濡れて萎びていました。アイロンで伸ばし広げて初めて葉の形が判りました。福福しい葉の姿と虫に食べられた穴とが、妙に心惹かれてガラスに焼き付けました。





光に透けるガラス素材の陶器のようなSUMI11


破棄される窓カラスを使って、製品を作っています。黒いガラス色材を水を足しながら伸ばす事で、独特の色ムラや風合いが生まれます。ガラス色材の薄い部分は光が透けるので、改めてガラス製品だと認識します。しかしながら、陶器や鋳物のような地肌のSUMIシリーズは、使いながら「なんだこれは?」と不思議なキモチになるかもしれません。ガラスに焼き付いた銀色の葉が、そのキモチを大きくするかもしれません。結局、普通のガラス皿と使い方は一緒で、食洗器は使わずにスポンジで手で洗って頂ければ、銀色の葉が剥がれる事はありません。





面白い発見をしたら。


和菓子屋さんで、薄皮饅頭を買って帰ろうお店によると、なんとパン屋さんが出来ていました。和菓子屋さんがパン屋さんを始めた?と恐るおそる覗くと、クリームパンやら、カレーパン、食パンなどあり普通のパン屋さんっぽい。普通なのか?と思いつつパンを物色していたら、「餅あんこパイ」なる商品がありました。一般的なのですかね?私は初めて見たので、餅とあんこをパイ生地で包んだ姿は、「おいしいのか?」と疑いたく見た目でした。たぶん、イチゴ大福のような衝撃です。和菓子屋さんだから、あんこや餅は解るけれどパイ生地で包む理由は何だ?パン屋さんだから?と悶々としながら購入し、子供と検証しようと思いました。結果、おいしかったのです。思わずSUMI11に乗せて撮影してしまいました。

SUMIシリーズも、面白い発見をしたら使ってみたくなる一枚になれば、嬉しく思います。だって、なんだか似ている気がしませんか?意外な組み合わせに、実は楽しくて、おいしいに繋がるかもしれない事に。





月桃紙に包み、専用箱に入れてお届けいたします


沖縄には月桃という花があります。その植物の繊維で作られた月桃紙は、とても愛されている製品です。手すきのため大量生産は出来ないのですが、月桃の植物の繊維が残り丈夫な和紙なのに柔らかい。手ですいた月桃紙にSUMI11を包み、つづるガラスアート専用箱に入れてお届けいたします。贈答用はもちろん、ご自身へのプレゼントに、ご利用ください。皆様のご注文をお待ちしております。


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