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2021/01/06 14:32






天空へ伸びるツタ


散歩をしていました。

雨が降りそうで風も強い冬の午後、ふと見上げた空に、葉が落ちた木を駆け上るようなツタが生えていました。






地面にから始まる


地面から生えたツタの葉は、幹をグルグル回りながら、樹のてっぺんをめざす様に伸びています。

茎を伸ばせとばかり葉と葉の間隔が大きく、やがて樹の上ほど光が浴びれると、葉が茂る様に枝を伸ばします。

生存の遺伝子なのか、本能なのか、よく考えながらてっぺんを目指して葉を茂らす様に、貪欲さに感動しました。





龍のように登る先には


雨が続き太陽が恋しいのは人だけではありませんが、葉が落ちた樹に龍が天へ上る様にグルグル巻きついて上へ上へと向かい、自分こそがこの樹の葉であるかのようでした。陽が当たる高さで葉を茂らせ、地面にある植物には陽が届きにくく、他の植物は元気がありません。




天空に駆け上がるツタを花器に


龍のしっぽを貰うように、天に駆け上がるツタ植物をガラスに焼き付けて、その生命力を分けてもらおうと思います。

新年あけて、花器を作ろうと思います。



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