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2026/10/03 12:39



約10年ぶりに、ガラス器の溶出試験を行いました

植物をガラスに焼き付けた器を、日々の食卓で使っていただくものとして制作しているため、このたび約10年ぶりに、現在の作品について専門機関での確認を行いました。

2026年9月、一般財団法人 沖縄県環境科学センターにて、Glass Works ちゅきのガラス器2点について、食品衛生法に基づく鉛・カドミウムの溶出試験を実施しました。

今回試験に提出したのは、白丸平皿と黒長皿の2種類です。
いずれも制作直後の器ではなく、制作後約1年が経過した作品を試料として使用しました。


トップ画像
今回、鉛・カドミウムの溶出試験に使用した白丸平皿と黒長皿。どちらも制作後約1年が経過した作品です。


試験に出す前には、それぞれの器の状態を目視で確認し、ひび割れ、剥離、欠けなどの外観上の異常が見られないことを確かめたうえで提出しました。



ガラスは、組み合わせる素材の性質や膨張の違いによって、時間の経過とともに変化が現れることがあります。
そのため今回は、焼成直後の器ではなく、ある程度時間が経過した作品で改めて確認しておきたいと考えました。


試験の結果、2種類のガラス器はいずれも、

  • カドミウム:規格基準の限度内
  • 鉛:規格基準の限度内

という結果でした。

今回の試験は、食品衛生法で定められた「ガラス製の器具又は容器包装」の規格基準に基づいて行われています。





試験成績証明書

2026年9月、一般財団法人 沖縄県環境科学センターにて実施した、食品衛生法に基づく鉛・カドミウムの溶出試験。2種類のガラス器とも、鉛・カドミウムはいずれも規格基準の限度内という結果でした。


また、試験後に戻ってきた器についても、あらためて外観を目視で確認しました。

その結果、植物を焼き付けた部分や銀色に見える部分について、剥離、欠損、欠けなどの大きな外観上の変化は見受けられませんでした。



キャプション
試験後の黒長皿。植物を焼き付けた部分や銀色に見える部分について、目視で外観の状態を確認しました。


キャプション
試験後の白丸平皿。制作後約1年が経過した作品を試料として使用し、試験後にも外観上の大きな変化がないことを目視で確認しました。


今回の検査では、鉛・カドミウムについて食品衛生法に基づく溶出試験を行い、いずれも規格基準の限度内という結果でした。
また、試験後の器についても外観を目視で確認し、植物を焼き付けた部分や銀色に見える部分に、大きな剥離・欠損・欠けなどの変化は見受けられませんでした。


作品を作り始めた頃にも同様の検査を行っていましたが、それから約10年。
現在制作している器について、あらためて確認できたことは、私自身にとっても大切な節目になりました。


植物の葉脈や花びらの表情を残しながら、ガラスに焼き付ける。
この制作方法を長く続けてきましたが、作品の見た目や表現だけでなく、実際に器として使っていただくものだからこそ、確認できることはこれからも一つずつ確かめていきたいと思っています。

近年は材料費や制作にかかる費用も変化し、作品価格についても見直しを行いました。
価格だけを変えるのではなく、こうして制作や確認の積み重ねも含めて、なぜこの作品をこの価格でお届けしているのかを、少しずつ丁寧にお伝えしていけたらと思っています。



自然の植物とガラスから生まれる、一点ものの器。
これからも、眺める楽しさと、実際に使う楽しさの両方を大切にしながら制作を続けていきます。




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