ブログ

2026/02/06 11:36


命が次へ渡される、その刹那をガラスに残して― 16th Annual「Botanicals」展 受賞 ―

このたび、私の作品が、
アメリカを拠点とする
Light Space & Time Online Art Gallery 主催
16th Annual “Botanicals” Online Art Exhibition(February 2026)
にて、入選受賞いたしました。

「夜のブーゲンビリア」と、「花が終わったアサガオ」の二作品が選出されています。



本展「16th Annual “Botanicals” Online Art Exhibition」において、

Top 5 3 Dimensional Artists
3 Dimensional Special Merit Artists

として、二作品を選出していただきました。





夜のブーゲンビリア

「Top 5 3 Dimensional Artists」 受賞

この作品は、昼間の鮮やかさではなく、
夜にひっそりと存在するブーゲンビリアをテーマに制作しました。

強い日差しの中で目を引く花も、
夜になると色は沈み、輪郭だけが静かに浮かび上がります。
その姿は華やかというより、どこか内省的で、
植物が「そこに在る」という事実だけが残る時間です。

ガラスという素材は、光を通しながらも、
奥行きの中に時間を閉じ込めることができます。
この作品では、赤や深い色のガラス層を重ねることで、
夜の空気感と、花の存在感を同時に留めようとしました。

この作品を出品した理由は、
「植物の一番強い瞬間ではなく、静かな時間もまた美しい」
という感覚を、立体作品として伝えたかったからです。

その視点が評価され、
Top 5 3 Dimensional Artists として選んでいただけたことを、
とてもありがたく感じています。




花が終わったアサガオ

「3 Dimensional Special Merit Artists」受賞

アサガオは、咲いている時間よりも、
花が落ちたあとの時間の方が圧倒的に長い植物です。

多くの場合、花が終わると注目されなくなりますが、
その後に残る葉脈や茎には、
花のとき以上に複雑で美しい構造があります。

この作品では、
**「役目を終えたあとに現れる美しさ」**をテーマにしました。

花が咲くために使われたエネルギーの痕跡、
虫に食べられた葉、少し傷んだ部分。
そうした要素を、あえてそのままガラスに焼き付けています。

出品にあたり意識したのは、
完成された美しさではなく、
時間を経たものだけが持つ静かな説得力でした。

この作品が
3 Dimensional Special Merit Artists
として評価されたことは、
植物の「終わり」にも意味があるという視点が
伝わった結果だと感じています。



この2作品を出品した理由

今回のアメリカを拠点とする
Light Space & Time Online Art Gallery 主催
16th Annual “Botanicals” Online Art Exhibition(February 2026)

には、あえて対照的な2点を出品しました。

  • 夜のブーゲンビリア

  • 花が終わったアサガオ

どちらも共通しているのは、
「見過ごされがちな時間」をテーマにしていることです。

華やかさの頂点ではなく、
光が弱まる時間、役目を終えたあと、
そうした瞬間にこそ、植物の本質が現れる。
それは、静かな時間と命のつながりを物語るものだと考えています。

この考え方は、
私がガラスに植物を焼き付け続けてきた理由そのものでもあります。



お客様からの
お気に入りです」というメッセージをいただき、感謝いたします。
と、共に今回の国際コンテストでの評価。

どちらも、
作品の静かな部分に目を向けていただけた結果だと感じています。

これからも、
華やかさの裏側にある時間や、
終わったあとの美しさを、
ガラスの中に残していけたらと思います。


コンペについて

今回参加した
Light Space & Time Online Art Gallery 主催
16th Annual “Botanicals” Online Art Exhibition は、
植物をテーマにした国際オンラインアート展です。

展覧会の詳細や、世界各国の受賞作品は
公式サイトよりご覧いただけます。
(※英語サイトです)

Light Space & Time Online Art Gallery 公式サイト


お知らせ